FC2ブログ
れびうその5・リサのいもうと
2010 / 09 / 19 ( Sun )
 リラ登場。生まれたての時は紫のおくるみ、現在は紫のベビー服で、どうも紫がリラのテーマカラーのようだ。もう歩いている。現在を視点においてリサによる昔語りという形式だ。語れるほどお姉ちゃんになったんだなあ。
(以下長文・激ねたばれ)

Character FANファンサイト応援中

「リサとガスパール -とびきりキュートなパリの住人-」

「リサとガスパール -とびきりキュートなパリの住人-」
 リサママにクローゼットの掃除(←翻訳の問題なら「整理」の方が適切だと思うぞ)をしなさいと言われて、ガスに手伝ってもらいドアを開けるリサ。ほったらかしだったそうだ。で、雪崩だす色んなガラクタ。中にはガスのずっと前貸したウクレレがあったよ! ガス自身も貸したこと忘れてるなんてどっちもどっち。ヒデー。そのガラクタの山の中に恐竜のコスチューム(というか、ヘッドだけ)があった。原作とは違い、目玉がぎょろぎょろしている。ボディー部分は無く紐だけだ。そのコスチュームから思い出話が始まる。

 リサとリラの歳の差がここではっきりする。2年前にリラが生まれたことになっているので、4年程度の差ということになる。ビクトリアとリサとの差がどのくらいだかは判らないが、リサが生まれた時同じような状況だったというから、やはり4年程度? ビクトリアは10歳くらい? でも、小学校にリサママが送るのはリサだけだから、もうリセに行く年頃なのかな?

 リサママが身重で、キッチンでは大儀そうに支度をしている。恐竜のコスチュームを作って欲しいと緑の布を持って頼みに来るのだが、ママはすぐ疲れてしまうのでまた今度ね、と。リサがそれでも駄々をこねると、突然歌いだすリサママ(これハズカシーんですけど。イギリス的というか欧米的? オペラやミュージカルの感覚だね。)。歌って踊って、おなか重いのに危ないよ、と見ているこっちはひやひやするんですけど! リサはママが歌の中で凄く「お姉ちゃん」を持ちあげてほめてくれるのでちょっと嬉しくなってなだめられる。だっこされている時、目を閉じてうっとりしている様子が可愛らしい。子供だね。リサはその場を収めるけど、やっぱり恐竜のコスチュームに話が戻っちゃってヤレヤレなリサママ。

 そこへガスが「学校行こう」のお迎え。何と、これは朝8時頃のハナシだったのだ! なんとゆーか、朝っぱらから恐竜コスにこだわるリサも大物ですなあ。リサママは「たーいへん!」とリサを急いで送っていったものの、お弁当を持たせるのを忘れた。「大丈夫だよ。僕のを一緒に食べよ」と、申し出てくれるガスはジェントルマンだねえ。一体いつからそんな良い子になったんだ?

 そして、赤ちゃんが早く生まれてしまえば元通りになると思いこむリサ。図画だか理科の時間に青と黄色を混ぜると緑になります、の図を描きながら「赤ちゃん早く生まれないかなー」。出来上がった図は青多すぎ……心ここにあらずであった。リサはママにかまって貰いたくて仕方がない。

 ある日の放課後、なかなかママのお迎えが来なくてガスともども待っていると、リサのおばあちゃんが迎えに来た。とうとう生まれたのだ。ガスに手伝ってもらい恐竜コスを自分たちだけで作り上げてママに褒めてもらおうとする。ところが、元通りどころかみんな赤ちゃんに群がって、リサにかまってくれるどころではなかった。出来上がったコスを着て産院から帰って来たママに会いに行き、「見て」と訴えるが、ママには「リサ、その前に赤ちゃんにちゃんと挨拶して」などと言われてしまう。ここんとこ、リサママもちょっと自分のことで目が見えなかったかも。段々怒りのボルテージが上がっていき、ビクトリアにまでたしなめられ、とうとうブチ切れる!

 流石にパパにはちょっと冷静さが残っていた。「パパが話すよ」。おばあちゃんとビクトリアがつき添ってママは赤ちゃんの部屋へ行き、リサとガスとパパはリビングへ。ここがふるっている。「リサ、ちょっと座らないか?」とパパが誘ってもリサは応じない。でも、ガスが「お願い」と付け加えてもう一度頼むと座った。リサパパに耳打ちするガス「お願いって言えばいいの!」だって! 凄いね。いつの間に操縦法を覚えたんだガス? もしかしてパパより長い時間リサと過ごしてるってこと?

 パパはリサが生まれた時、ビクトリアがやっぱり今のリサと同じだったことを話して聞かせる。(リサが居ることに「今でも慣れてないけどね」とクールに憎まれ口をたたくビクトリアが笑える!)そしてどんなに嬉しかったかを、またしてもママと同じように赤ちゃんの歌のメロディーに乗せて朗々と歌う(ハズカシー)。♪ミソミ|ラーシミソミ|ソーーミソミ|ラーシミソミ|ソーーミファソ|レーレミファソ|レーーミファソ|レーーミファソ|レーーレミレ|ドーーーーー|ーーー|| リサは少しずつ機嫌が直ってきた。ついでに、「いらなかったら元のところに戻せばいいー」、なんて要らんことを歌に付け加えてリサパパにぷち叱られるガスだが、こんな歌にするのもリサの立場を思いやってのことだよね。

 が、リラが向こうの部屋で泣きだしてうろたえるパパ。困って手をぽくぽくと打つ音がわたくし的ツボかなあ。とうとうパパまで赤ちゃんの部屋へ行ってしまう。リサはガス家への家出を決意し、(着てないのに!→)衣類をまとめ始める。そこでぬいぐるみの熊のベルトランと猿がいなくなっていることに気づき、怒りマックス。赤ちゃんの部屋に取り戻しに行く。

 ところが……眠る赤ちゃんと向き合うと、小さくて可愛いことに圧倒され始める。絵本ではビクトリアの友達が「鼻がリサに似てる」って言う役目だが、アニメではガスが言う。結局ベルトランは「今夜だけ貸してあげる……やっぱり明日も貸してあげる」ことに。無垢の崇高さに感動したのだ。

 赤ちゃんを起こさないようにそっと退室しようとするが、音の出るおもちゃの亀を踏んでしまい、「ひゃーやっちゃった!」。でも、またまた赤ちゃんの歌のメロディーで今度はリサが子守唄にして歌ってあげ、無事に寝つかせる。そんなリサとガスの姿をママとパパが見守っていた! ゆっくり恐竜コスも見せて褒めてもらい、ママとはぐはぐっ。「家族が増えると喜びも大きくなるのよ」とは、ママの言った言葉であるが、含蓄あるね。めでたしめでたし。

 そして話は現在に戻り、リラ二歳。リサお姉ちゃんに仕込まれて恐竜の真似がうまいって、自慢できることなの?! 今回は絵本と同じくガスが脇役であった。

 話の構造として、これは元から感動を呼ぶ物語にできている。わたくしにとっても絵本全シリーズ中最もいとおしい話だった。アニメ版では更に脚色され、エピソード細部が描き込まれ、教養小説になっている。だけど、こういう話はさらっとやらないと説教臭くなってしまうので、その点またしてもイギリス文化的にこてこてになっちゃったかなあ、と思った。確かに今回の5話の中でも一番面白くできているけどね。
関連記事
スポンサーサイト



テーマ:児童文学・童話・絵本 - ジャンル:小説・文学

01 : 53 : 15 | 作品レヴュー | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
<<映画れびう・日曜分 | ホーム | 梅田の様子1>>
コメント
コメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する

トラックバック
トラックバックURL
http://catastrophe2006.blog62.fc2.com/tb.php/5436-0447a93e
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
| ホーム |